これまでのタイピングレッスンの経験で感じたことを少し書いてみます。
‖そもそもタイピングとは?
タイピングはキーボードを使って文字を入力することで、PC操作の基礎の基礎でとっても重要なスキルです。
ノートに文字を書くのが重要な基礎スキルであるのと同じように、PCに文字を打ち込むことはとっても重要です。
‖じゃあ、タッチタイピングって?
文字入力を行うときに重要になってくるのが、「タッチタイピング」です。
タッチタイピングとは、キーの入力を行う際に、キーボードのキーを見ないで、指先の感覚だけで文字を入力することです。
PCを操作する上で、文字の入力は必須スキル。となれば、タッチタイピングはぜひとも習得したいスキルの一つです。
‖タッチタイピングは指が決まっている?
タッチタイピングでは『どの指でどのキーを打つか』が決まっています。
それはなぜか?
①入力ミスを少なくするため
②入力スピードを速くするため
です。
「どの指でどのキーを押すかが決まっている」というのは、
それぞれの指の移動距離が最も短くなるように決められています。
移動距離が短いほど『ミスが少なく』『スピードが速く』なるようにできています。
‖自己流じゃダメなの?!
率直な感想として。
ダメとは言いませんが、おすすめしません!!
これまでの経験を踏まえて、私が自己流での入力をおすすめしない理由は、
それはずばり、「途中で気持ちが折れるから」です。
(フランクに答えちゃってますが…)
はじめは、正しい指でなくても、入力することそのものに慣れてくれば
自己流でもスピードが少しずつ上がり、そこそこ点数(タイピング練習ソフト)も上がってきます。
しかし、ある程度打てるようになったところで、
さらに上達しようとしても、なかなか点数が上がらなくなってしまいます。
しかも割と早い段階で急に…。
良い調子だったのに、なぜでしょうか…
その原因として一番感じるのは、
「正しい指で打っていないことによる入力ミスの多さ」です。
正しい指で打っていないということは、
キーから遠いところにある指で押してしまうため、届かなかったり行きすぎたりして、ミスが多発してしまいます。
また、入力の度に違う指で押してしまうケースも多く、指が慣れていきません。
また、ミスが多い=その分時間がかかって速度が落ちる。そりゃそうなりますよね。
いままで調子よく思えてたのに、
途中から急に伸びず、結果、辛く感じてしまったり、「どうせ上がらないからタイピングはもういいや」とあきらめてしまうケースを
いくつも見てきました。
また、今まで間違った方法(自己流や自分が打ちやすいように思える方法)で練習を続けてしまっている場合、途中から正しい打ち方に変えるのは相当の苦労が必要です。
だからこそ、タイピング初期段階の練習はとーっても大事。教える側も神経を使います。
これはタッチタイピングでのレッスンをしていく私たち講師にとっても大きな反省点であり気づきであります。
‖タッチタイピングの初めのころ、正直つまんないときもある
タッチタイピングの仕組みを理解して慣れるまでの間、最初は打ちづらさから、
ちょっと楽しくないかもしれません。
特に利き手ではないほうや、薬指など(普通の作業でも使いづらいのに)
違和感しか感じません。
「もうやだー」「僕はこっちの方が打ちやすいから先生のやり方はやらない」
「自己流でやるから大丈夫」…色んなネガティブ反応が出てきます。
ですが、教える側も習う側もそこをぐっと踏ん張って、なんとか正しい指でのレッスンを少しずつ続けていかなければいけません。
もちろん楽しみながら、ですが。
もっと正直な気持ちを言うと、数か月後に来る近い将来、伸び悩んで辛そうに練習する姿を見たくない…
この時期を乗り越えたら、本当に楽しくてしょうがない時期が来ます。
リズムゲームみたいな感覚になって、「タイピングめっちゃ楽しー!」ってなります。
‖まとめ
タイピングは、入力の基本。
タイピングスキルを習得するためには、タッチタイピングが必要不可欠!!
またせっかく練習するなら、自己流の打ち方はおすすめしません。
あくまでも私が思う「タッチタイピングを習得して伸びるかどうかの違い」ですが、ずばり、
『タッチタイピングのルールを確実に守って、素直に練習に取り組めるかどうか』
だと思います。
忠実に素直に丁寧に取り組むべし!
なんとも普通過ぎる見解結果でしたが、
「へぇ~そんな考えもあるんだ~」って思っていただける方がいらっしゃったら幸いです。
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